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たまにはロマンを感じたらどうだ? 伊坂幸太郎「陽気なギャング」シリーズ

ようやく少しずつ増えてきた過去記事をぼーっと眺めていましてふと気付きました。

そういえば書評全然書いてないな...

 

一冊だけ買いていましたが、個人的には新米パパに向けた遊びの提案みたいな気持ちも含まれていたのでなんか違うような気もしています。

yocogaki.hatenadiary.jp

 

まぁ「書評」などと大仰に名打つほどの文章力があるとは思っておりませんが、本を読むことは好きで、当然好きな作家さんや作品もあるわけでして、ブログをやるからには少しは綴りたいなと思うわけです。

よし、今後はもう少し増やしていきましょう。

 

 

というわけで書評を書きたいと言っておきながらいきなり変則的にシリーズもののオススメをば。

 

伊坂幸太郎著作の「陽気なギャング」シリーズです。

シリーズ作品としては

の三作があり、最後の「陽気なギャングは三つ数えろ」が最新作として先日発表されました。

 

実は今回シリーズに対する書評としたのは僕自身まだこの最新作を読んでないからですね笑

本屋の平積みを見る度にそろそろ読みたいなと思っていてこのエントリーになった次第ですw

 

 

さてこの「陽気なギャング」シリーズはそれぞれに不思議な特技を持つ4人組がたまたま出会い、意気投合して銀行強盗を成功させるというストーリー。

 

伊坂幸太郎作品というと超能力がすぐに思い浮かびますが、このシリーズに関しては明確な超能力というか特技というか性格というか、ちょっと微妙な具合に抑えられています。

それがかえって今後の話の展開やこの局面をどう打開するのかと気になる部分を引き立たせてくれるような気もします。

 

 

初作の「陽気なギャングが地球を回す」では全員の特技がいかんなく発揮される、勢いと爽快感のある作品に仕上がっています。

僕はあまりグロテスクな表現や読後感がスッキリしない作品はあまり好きではないんですが、そういう意味ではこの作品は読み終わってすごく爽快な感じのする作品ですね。

 

続作の「陽気なギャングの日常と襲撃」では一つの事件を皮切りに4人の過去へ話が及びます。

それぞれのキャラクターの過去が明るみになり、より厚みを増す展開がどこにつながるのか目が離せません。

 

 

伊坂幸太郎氏の作品は良い意味で漫画的とも言える軽快なストーリー 展開が持ち味だと個人的には思っているんですが、この「陽気なギャング」シリーズはその魅力を十二分に体現した作品になっていると思います。

「小説なんてほとんど読んだことない」なんて人でもすごく読みやすい作品だと思うのでぜひ陽気なギャング達と共に「ロマン」を楽しんでみてください。